【スモークもくもく木曜日】 スモークビールとは?
こんにちは!
スタッフのたしまです。
2月2日にスモークポーターのファラオも瓶で発売されたということで、 ついに今回はスモークビールについて書こう!
と思ったのですが、昨年私の大先輩が素晴らしい記事をお書きになっていました(笑)
ということで、スモークビールの補足や豆知識、説明します!
・スモークビールの誕生
歴史は長く、古代ローマ時代には醸造されていたそうです。
もともとビールを造る中で、麦芽を乾燥させる工程があります。この工程、昔は麦芽に直火をかけて乾燥させていました。その際に出た煙が浸透し、燻香がするビールが誕生しました。実は偶然の産物なんですね。
近年では乾燥方法も発達し、煙を除いての生産ができるようになったため、煙たいビールは少なくなりました。すっきりしたラガービールが主流になったことも理由の一つ。
しかしながら、癖になる燻香に虜になるファンもおり、伝統的にスモークビールを造るブルワリーや、あえてビールの風味付けとして燻製を使用するブルワリーも少数ですが現存しています。
・スモークビールとラオホの違い
どちらも燻香がするビールですが、厳密には別物。
そもそもは「燻製を使用したビール=スモークビール」ですので、ラオホはその中の1スタイルになります。(詳しくはこちら)
簡単に言うと違いは麦芽です。麦芽とそれを燻す煙の種類で変わってきます。
「ラオホ」は3年以上寝かせたブナの木でスモークされた麦芽を使ったビールです。つまりこの麦芽を使っていないとラオホとは名乗れないわけです。
対して「スモークビール」はスモークされている麦芽を使用したビールのこと。限定的ではなく燻してあれば基本OKです。
ビール醸造用で一般的に市販されている燻製麦芽はブナの木でスモークされた麦芽のみ。
なのでブナの木以外でスモークされた麦芽は非常に珍しいのです。所沢ビールでは、この珍しい麦芽を使用しています。なぜ使用できているのでしょう?それは自家燻製しているからです。
詳しくは企業秘密なのでお伝えできませんが、特製の燻製機に様々な木を使用し絶妙に燻すことで、他では味わえない唯一の燻香のするビールが生まれるのです。昨年では世界初のリンゴの木を使ったマイルストーン、オニグルミの木を使ったスモーキンを生み出しました。今年も新作をお披露目できればと思っています。
今回はこんなところで!
皆様からの疑問や質問をいただけましたら、次回以降の投稿に反映させていきたいと思います。
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