【スモークもくもく木曜日】飛行機とスモーク
こんにちは!
毎週木曜更新、【スモークもくもく木曜日】です!!
みなさん、12月17日は何の日かご存知でしょうか?
正解は飛行機の日。
今から115年前、1903年12月17日ライト兄弟が飛行機の初飛行に成功した日です。
この日に4回飛行して、1回目の飛行時間は12秒、4回目は59秒で飛行距離は256mだったそうです。
今では当たり前のように飛行機で世界各国を移動できるのも、この日の偉大な成功があったからこそですね。
さて飛行機と所沢ビール・・・まったく関係が無いように思われるかもしれませんが、
実は所沢という土地は飛行機ととても縁の深い場所なんです。
といいますのも、所沢にある航空記念公園は「日本の航空発祥の地」として知られる聖地で、
戦前の1911年に開設した日本で最初の飛行場である所沢飛行場の跡地に整備された公園だったりするのです。
そういうことで飛行機の日は所沢にとっても意味を持つ記念日です。
そして飛行機のスモークといえばアクロバット飛行ですね。
アクロバット飛行のスモークは、飛行機雲と似た原理で作り出しています。
アクロバット飛行のスモークは、スピンドルオイル(機械の潤滑油)をエンジンの排出口に噴霧し、エンジン排気の熱によって一瞬で気化させ、
その気化されたスモーク中の水分が大気ですぐに凝固し、それが煙になって見えるというわけです。
飛行機雲がジェット機などのエンジンから出る排気ガス中の水分、または翼によって作り出された空気の渦から生まれたものですので、
アクロバットのスモークはオイルを気化させて、意図的に飛行機雲を作っているイメージです。
現在、日本のアクロバット飛行のスモークといえば白一色が主流となっていますが、
その昔、スピンドルオイルに染料を混ぜて、カラースモークが作られていた時期もありました。
特に1964年の東京五輪では、5色のカラースモークの五輪の輪が空中を美しく彩ったそうです。
しかし1998年の某イベントでエンジンの排気温度が低いためにカラースモークの染料だけが残ったまま地上に降り注ぎ、
車や洗濯物を汚したなどのトラブルもあり、それ以降はカラースモークの使用が中止されることとなってしまいました。
ですが・・・なんでも2020年の東京五輪に向けて、カラースモークを復活させるよう研究が進められているという話があるそうです。
ひょっとしたら再来年カラースモークで彩られた五輪を見られる日が来るかもしれませんよ!?
これは楽しみですね!!
さて来たる飛行機の日に向けて、飛行場の聖地でもある所沢ビールを是非飲んでみてくださいね!
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