【スモークもくもく木曜日】煙って何だろう？

みなさん、こんにちは！

一気に寒くなりましたね。

先週の記事を書いていた頃から秋を一瞬で飛び越えて初冬を迎えたような、

そんな気温差を感じるこの1週間でした。

みなさんも体調を崩さないようにご自愛ください。

日常生活で当たり前のように使われている「煙」という言葉ですが、

「煙って何だろう？」

「煙と霧の違いは何か？」

と、問われると意外と答えることが難しかったりしないでしょうか？

wikipediaで以下のように定義が記述されています。

煙は、気体中に微粒子群（10µm程度未満）が浮遊している状態をいう。その多くは熱分解反応や燃焼反応によって生成される。

たとえば「煙と霧の違いは何か？」と問われたならば、

霧は、水の粒子の大きさが10µm～50µmと大きく、

生成過程も大きく異なるため、煙ではないという答えになります。

なお、燻製で使われている燻煙は定義通りに、

400種類にも及ぶと言われる成分を含んだ微粒子によって構成されています。

特にフェノール系化合物やアルデヒドなどの成分は、木材に熱を加えた際に熱分解で発生し、

食材をコーティングするような膜を作って外部からの雑菌の進入を防ぐ働きをします。

これが燻製の保存性や防腐性が高いと言われる所以でもあります。

ただし本格的に保存性を高めたい場合は、

食材内の菌や水分を極力除去するため、下準備の塩抜きと燻製の時間を長く取るが必要があります。

「煙」の定義こそ上で述べましたが、

実際の生活の中では土煙（つちけむり）や湯煙（ゆけむり）などの定義外のものや、

何かわからない「モクモク」したものを漠然と「煙」と表現して使われたりします。

「煙」はその存在自体がどこか不明瞭でよくわからないミステリアスなイメージを孕んでいます。

そんなところに何か惹かれるものがあるのかもしれませんね。

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