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【スモークもくもく木曜日】危険な火災の煙

皆さん、こんにちは。

2月も残りわずか・・・2022年から2カ月が過ぎ去ろうとしています。

この時期は冬の寒さから逃れられるという安堵感と共に、

「スギ花粉」という花粉症の方にとっては大きな脅威が迫る季節でもあります。

コロナ共々、マスクでしっかりと対策していきたいものですね。

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さて、今回はいつもの燻製の煙とは異なるとても危険な煙。

火災の煙について紹介します。

火災の恐ろしさは直接被害に遭わずとも日々のニュースなどでご存知のことと思います。

特に轟々と燃え上がる炎の恐ろしさは映像などで観て、とても印象に残ることでしょう。

しかし、恐ろしいのは炎だけではありません。

火災に遭って避難をする際、真っ先に脅威となるのは炎より煙の方なのです。

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その理由としては、まず煙の広がるスピードにあります。

煙は炎よりも早く空間に広がり、特に垂直方向への進行が早い特徴があります。

階段などのある建物の場合は、人が逃げる速度よりも早く上へ上へと広がっていくため、

火の手の進行より先に煙から逃れる事を考えなければいけません。

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次に煙の危険性についてです。

煙には一酸化炭素を代表とする有毒ガスが含まれています。

また煙に包まれることによって酸欠、熱気の吸引による呼吸困難、

視界不良やそれに伴うパニック症状などが懸念されます。

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一酸化炭素は不完全燃焼により発生し、無色無臭ですが有毒。

多く吸い込むと血液中のヘモグロビンと結合して体中に酸素が行き渡らなくなり、一酸化炭素中毒になります。

一酸化炭素濃度50%以上で昏睡のリスクが発生し、70%以上で死亡のリスクを伴います。

また、すすを伴った黒煙を吸引すると、微粒の炭素粒子が肺に貼りついて窒息を起こす危険性もあります。

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また、炎が燃え広がる際に酸素を消費する事で空気中の酸素が21%から最小で3%ほどに減るそうです。

人体には酸素濃度10%以下で昏睡のリスク、6%以下で心臓停止のリスクが生じてきます。

ちなみに酸素濃度3%の環境は呼吸を数回行っただけで失神する大変危険なものとなっています。

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火災に遭った際には火の手から逃れる事と共に何より煙への冷静な対処が迫られます。

そんな恐ろしい火災の煙への対処方法をご紹介します。

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≪火災初期:煙が白い場合≫

・短い距離を逃げる際は息を止めて走り抜ける

・タオルやハンカチで口と鼻をおおって避難(可能であれば水で濡らす)

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≪煙が黒い場合≫

・廊下や室内では壁づたいに、低く床を這って残った空気を吸いながら移動する

・階段では段と段の間のくぼみに顔をうずめ、そこに残った新鮮な空気を吸いながら、這った姿勢で足から降りる

・透明で大きなポリ袋などにたくさん空気を入れて、頭に被って移動する

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避難の際に何より大事なのが正常な意識や思考を保つことです。

火災の煙を吸うことはそれを損なわせる危険性がありますので、

まずは煙を吸わずに新鮮な空気確保しながら避難することを思い出しましょう。

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今回は重い内容の記事でしたが、

何より大切なことは火災を起こさないための日々の細かい見回り、

そして火災を想定した避難経路の確認を怠らないことだと思います。

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今回の記事もそういった取り組みを見直すきっかけにしていただければ幸いです。

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さて、重苦しい話題の後は、

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